抗う者達へ

対神戦とトゥルーエンディングネタバレです。
ノーマルエンドは彼らのうち誰かを解雇すればいいのかな。

大陸を制覇すると降臨なるは全神のうちの最強、宇宙の真理ネクスト。
神と戦うことはすなわち、ランディアの取り込む魔力が極限を超え、魔王と堕ちることを意味するわけで。
止めようとするギズさんとシャダさんに逆に、何故今まで自分と共に戦ってきたのか、今までと同じことを繰り返そうとしてきたのか問いかけるランディア。答えは、変われると思っていた。前は駄目でも、今度は未来を変えられるのじゃないかと思っていたから。
けれど、いつもそう思って繰り返していても、結局彼らはランディアを失うことに。どうして俺たちなんだ！と、OPでも言っていた言葉を再び繰り返すギズさん。
それでも戦おうとするランディアに、残された者はどうする、というシャダさん。しかし、ここで戦わなかったら結局は神に粛清？されるわけだし、三人とも、一応それは覚悟していたと思う。それでも言わずにはいられない、今までを見てきたから、でしょうか。
サラは長いときの中、何度もそれを繰り返してきたらしい。サラは一体どれくらいランディアを殺してきたのか。

「ランディア、わたし…
　次も、その次もずっと
　貴方にこの名前を贈り続けるから
　だから…」

「大丈夫だ」

「だから、世界を…」

「忘れないさ」

「ランディア！」

「忘れるものか
　…絶対に！」


…ここの流れは是非本編を見てほしいです。
声付きだからなお良いです。
そして、神を退けた後。やはりランディアは魔に落ちる道を辿ることに。
魔力を吸収し続けていれば、いずれはサラの魔力にも引き寄せられる。
ランディアの魔力により剣の姿を持つラングート。それの真の力を解放できるサラの魔力に。魔王となったランディアを唯一止められるラングートを扱えるのがサラだけという。
つまりは、ランディアが魔力を吸収し続けていれば成長し続けるラングート。だけれど、その真の力を解放できるのはサラだけ。その強大な魔力をもつサラに、魔王となったランディアはひかれるわけで、魔王となったランディアが最初に狙うのはサラ、ということになるのか。
だからこそ、シャダさんはギズさんにサラを守れと言うのか…。

魔王に堕ちかけるランディアに叫ぶギズさん。
そのとき、まだ意識の残っていたランディアが、かろうじて自我を繋ぎとめて足掻いてみせる。まだランディアがランディアのままだということに、サラは躊躇するけれど、ギズさんはこうなったらもうやるしかないんだと、魔王にするつもりかと叱咤する。
昔彼らと交わした会話を呟いて、それで必死に自分であり続けようとするランディア。

自分の名前を贈ってくれたサラに笑いかけ、サラも泣きながらも笑い返す。

「うん…
　もう、忘れちゃ駄目よ？」

「はは…大丈夫
　今度は死んでも…忘れないさ
　…絶対に！」


そこで話は終わり、魔王となったランディアのことは、ふつりと途切れている。
ランディアは、未来を変えることができたのか、否か。
ラングートに貫かれたとしても、ランディアが記憶を欠片でも持っているかもしれない、という可能性はあるわけですし、そう願いたいなぁ…。

しかしアレですね。
肝心なことが全くわかっていないよ！！
彼らは、特にランディアとサラはどこから来たのか。一体何者なのか。
どうして聖剣ラングートを扱えるのか。
想像を働かせたくてもその想像を働かせるイベントもヒントもないんじゃ分かり辛いよ！
サラは随分と長い間ランディアと共にいたみたいですが、途中からギズさんやシャダさんと出会ったわけですよね。ということは、もしかしたら見た目はシャダさんが一番年寄りだけど、生きた年数ではシャダさんが一番短いのかしら。ギズさんの方が若い（といっても見た目どおりの年齢ではないでしょうなぁ）かも知れませんが。

サラVSランディアのイベントを見ましたが、何度か敵対したこともあるみたいですね。バラバラになって、違う国の将として戦場で再会する。
『幸せになってくれ』というランディアに、はっきりとサラは『無理だよ、貴方の傍にしか私の幸せはないの』と言い切る。でも、『貴方に殺されて終わるなら私…』といいますが、ランディアに殺されたら誰がランディアを止めるんだよサラ！！と思いましたよ。サラがいなくなったらラングートで、いずれは魔王になるだろうランディアを止める人がいなくなってしまうわけで、そうしたらランディアは完全に魔王となってしまう。サラたちはそうしたくないから、今までランディアを殺してきたんじゃないかー！と。
でもある意味、別の解放でもあるのかな…。
そしてIFさんはそういう方向の方が好きですよね…Nextとか…GOC3とか…。

サランディアはどうか、切実に、幸せにしてあげてくれませんかIFさん……ッッ！！！