のんびり気ままにGOC6攻略中。
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大切なモノのために戦う忍びの物語。 姐さんから薦められた本です。 内容は要約すると上の通り。 『忍者』、『疾風』、『大切なモノを守る』といったキーワードを持つ主人公・三郎さん。性格は沈着冷静、面倒見がいい。戦いより日常の生活の大切さを慈しみ、一回りとちょい離れた奥さんの篠さんと一緒にとある村で暮らしてます。 篠さんは何事もそつなく働き者、ひかえめ。けれど元忍者という経歴からか、話す言葉は要点のみを端的に言うので、女性らしい言葉使いではない。 まぁ、何といいましょうか、ええ、はい、サトーに似ているところに惹かれてかいました。ここまで合致する人物いるかー?!名前も『三郎』で似ているなぁとか、嫁さんが『しの』さんでサトヒロ心をくすぐるなぁとか、実に邪な視線で読み始めました。ごめんなさい作者様。 けれども、読み進めていくうちにサトヒロとはまったく別次元で悶えました。三郎さんと篠さん、と言う二人に悶えた。重ねあわせなくても十分いける。むしろ重ね合わせるのは無粋と言うものかもしれない。 大まかなあらすじは、落ち忍となった三郎さんと篠さんが過ごしていた村で、埋蔵金の話がでてきた。それを廻り、かつての仲間や盗賊、風魔から村を守るために忍びに戻り、村人たちとともに戦う決意をする三郎さん。 そして結末は……。 てな感じでしょうか。ラストは切ないけど好きだ。ある意味志半ばで倒れることになるけど、三郎さんは満足のようだ。 忍びや戦や日常の生活の描写は、『落第忍者乱太郎』を読んでいたおかげか、想像がすんなりできました。 ちなみに三郎さんと篠さんの出会いはまるで皇国の守護者の保胤義兄さんと蓮乃義姉さんと新城を彷彿させるような。篠さんには亥五朗という弟がおるんですよ。戦で家を失ってさ迷っているところを、戦から落ちのびてきた三郎さんと三郎さんの師匠と弟弟子と偶然出会い、そのまま拾われると言う。 しかもその後、とある事件がきっかけで、三郎さんと篠さんは一緒に暮らすようになってしまうし。亥五も忍者をやめて近くで働いてます。違うところは姉弟は実のきょうだいで、姉の幸せを弟は純粋に喜んでいる。 村が埋蔵金の噂と、とある女性のおかげで奇妙な出来事に巻き込まれ、次第に違和感を抱え込み、崩れだしていく様や、それでも皆が村を守るために一致団結し、戦うために奮闘していくところは好きです。 しかし個人的には、三郎さんと篠さんが一緒に暮らし始めた頃とか、篠さんと亥五が忍者として生きていこうとした頃の話も読みたかった。 少々値段が高めかもしれないが、私は買って損なしと思えるくらいに楽しめました。話自体は凄く地味で、派手な起伏もないんですけれど、何気ない描写がじんわり楽しめます。はい。 PR |
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