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よくいくサイトさんでひぐらし作品があり、なんとなく気にはなっていたのですが、絵柄と、ホラー&サスペンスというジャンルに敬遠していた作品。
しかし、第1話が体験版として配布していたので、ちょっとやってみるかーとなんの気なしにプレイしてみたら。
…うむ、これは人気出るの分かる気がする。
絵柄は読んでいくうちに気にならなくなるし、話の内容も、これは途中でやめずに一気に読んだ方がいい。怖がりな私でも大丈夫でした。いや、本当、私怖いの苦手なんすよ。そういうのを見たりプレイしているうちにどうしても後ろが気になったりしませんか皆様。私はなります。

取り合えず、出題編、解答編、礼をプレイしました。
以下簡単な感想。


<出題編>
どれもこれもバッドエンド。
で、これらの中から真相を探す方式だそうですが、正直、綿流し編は怖かった……。特に途中ではいる『目』が!おそらく元はごく普通の写真だったと思うのですが、いきなりだったししかも実写だしああいう演出されると怖いよ!魅音(詩音)の奇声もあいまって背後が怖いようおおおおorz
祟殺し編は圭一の感情にラスト以外はついていけなかったですね…あの状態だと思考が閉鎖されているせいもあるのだと思いますが。
ついていけないといえば、綿流し編エンジェルモートのやりとりはマニアックすぎて近寄りたくないと正直に思いました。というか、リアルであんな言葉使いする人たちはいませんよね、ゲームだから演出しているだけで。ははは。………。

前半の日常のやりとりはぶっ飛んでいるけれど、その勢いが逆に面白いなぁと思います。ほのぼのあり青春でいいですねぇ。綿流し編の魅音と圭一のやりとりが可愛い可愛い。
そして後半に流れていくにつれ、凶行がじわじわと攻めてきて読みふけっていきます。祟殺し編のラスト近く、災害の起きた雛見沢にかけつけた自衛隊だったか病院の人だったかが言った「死者はもうごめんだ、生かせ!死んでもいい命なんてないんだ、殺すな、殺すな!」という台詞が無性に胸にきました。BGMの相乗効果で切な過ぎる。

通常と目に光が入っていない立ち絵で一番落差があってぞっとするのは沙都子でしょうか。あの姿を見るのは非常に辛い。その点魅音はさほど落差がないと思う。レナは光が入っていない立ち絵のほとんどが笑顔だから、笑顔で襲われそうな感じがひしひしと伝わってきます恐ろしい子!

印象深いのはやはり綿流し編ですかね。青春といい怖さといい。


<解答編>
目明し編が切なすぎてどうしようかと。
園崎姉妹は乙女モードが可愛いですねぇ。
罪滅し編はレナの文章がだんだんと赤くなっていく演出がいいかも。ああ、思考が染まっていっているなぁと。しかし、途中までのレナの『オヤシロ様の祟り』の真相推察はいいのに、最後で『宇宙人説』が飛び出して、一気に冷めてしまった……。(ノД`)
屋根の上の決闘は演出過剰すぎるなーと思う気持ちと、少年漫画好きな血が騒ぐ気持ちがありました。しかし、一歩間違えたらほんま、危ないよ圭一。そしてレナの腕力はいったいどこで培われたのだろうと常々思います。
皆殺し編はその真相が明かされるわけですが、三四さんと富竹さんのやりとりに不謹慎ながらもときめいたり。
沙都子救出は、ある意味恵まれているよなぁ、と。権力持っている人が近くにいなかったら、やはりあそこまではいけなかったでしょうし。最後は梨花の説得と沙都子の根性がなければ、どうにもならなかったのですが。お祭を皆で楽しんでいる姿にはほろりと。そして赤坂、ツカエネー(笑

そして祭囃し編。最初の三四さんの過去話に泣かされました。本当におじいさんが好きで、努力を足で踏みにじられたときの姿にはもうorz
この話だけを見ると、うまく行きすぎていてご都合主義にも思えますが、あれだけの惨劇を見ていると、いっそこれくらいの方がすっきりする気も。
でも、訓練とか受けている大の大人がいくら地元民とはいえ、子ども達にほいほいやられていく姿は……なぁ。もっと接戦してほしかった。うん。小此木と魅音の直接対決は、小此木の疲労困憊もあったからでしょうか。負けたのって。
これは個人的な意見ですが、子どもがしっかり鍛えている大人を圧倒するという図はあまり好きではありません。特に、『貴様何様俺様』な設定の、潜在能力が高い、努力や苦労や葛藤もないような子どもに大人が翻弄されるのは、痛すぎて辛い。
魅音は色々訓練を受けているとの話なのでまだ分かる。それに小此木もすでに勝ち負けに拘ってなかった感じですし。
赤坂の超人化は正直おいおいおい!とツッコミを入れたかった。強くなるのは分かりますが、『装甲弾』は行き過ぎやせんか。『給料いくらだ』にはふいたけど。

あと、羽入の立ち絵が激しく違和感。特にその腕。腕。腕。巫女姿の方が可愛いよ。

<礼>
大団円の続きがこのシナリオってorz
すさまじく、厭な気分になります。こう、身につまされるような、抗いようがない恐怖。しあわせな世界を知っているだけに、突然それを失ってしまったら、どうしていいか分からんよなぁ…。
努力次第でいい方向へ向かっていく世界ですが、下手すりゃ努力してもよくはならない可能性もあるわけで。
夢オチ(実際は現実?)で、本来の世界に戻ってこれた梨花ですが、母への罪をずっと背負っていくわけで。今までは、しょうがない、と諦めていたから、罪すらも封じ込めて忘れてしまっていた、それを羽入が気がつかせたかったのでしょうか。ここでのオヤシロモードの羽入は怖いと思います。はい。
昼壊し編はギャグ満載で素直に楽しめました。先にあのシナリオで、あとでこっちを持ってくる辺りうまいですね。逆だったら欝だ。
腐っているシナリオは、うん、本当に腐っていますね……!(いい笑顔で

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