のんびり気ままにGOC6攻略中。
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シロー君ネタの続き。
時代的にはソウルズシリーズなんだろうけど。 おまけに今回はソウルズシリーズからの人がでます。 4月17日に追記
「先生ー!」
「おや」 「先生、お久しぶりです!」 「緋魅華。本当に久しぶりだね。元気だったかい?」 「はい、先生もお元気でした?」 「うん、ご両親にはもう会ってきたのかい?」 「もちろん! 二人とも元気そうで安心しました」 「緋魅華は今何をしているんだい?」 「相変わらず友達のところにお世話になりつつ仕事してますよ。ここしばらく帰れなかったので久しぶりに戻ってきたんです」 「……帝国にいたんだったね」 「はい」 「……御館様も相変わらず元気だよ。しばらくここに居るのであれば、挨拶に行ってきなさい」 「はい、そのつもりです」 「うん。ああ、そうだ、昨日、その御館様から菓子を頂戴したんだ。良ければ食べていくかい」 「え、いいんですか?」 「私一人じゃ食べきれないから、お裾分けしようと思っていたんだ。緋魅華が帰ってきたのなら丁度良い。お前の話も聞きたいから、うちにおいで」 「はい!」 「お邪魔します。うわー、久しぶり」 「お茶の用意をしてくるからくつろいでいていいよ」 「はい」 「こうしていると、本当に懐かしいね」 「はい?」 「緋魅華がうちにいた頃を思い出すよ。あの頃はまだこんなに小さかったのに、大きくなったなぁ」 「それはそうですよ。先生は変わらないようで、嬉しいです」 「そうかい?」 「ええ、私が学園にいた頃から少し老けたくらいで。中身も昔のままだし」 「そうかなぁ。少しは貫禄が出たとか思わないかい?」 「うーん、貫禄というより、昔から安心できるという感じだと思いますよ。先生は。でもそれが先生のいいところだと、私は思います」 「有難う」 「おいしーぃ!さすが領主様ご用達の老舗のお菓子!」 「急いで食べなくてもまだあるからね」 「はーい!それにしてもやっぱり地元の和菓子はおいしいと同時に懐かしいですね~。向こうでも食べれますけど、見た目は同じでも、使っている材料が違うせいか、おいしいんだけどなんかちょっと物足りないというか……」 「ああ、それはあるだろうね。使う材料が同じでも、厳密にはやはり差はあるだろうし、何よりその土地のものはその土地の材料を使った方がいいだろうね。それにその方が、地元の者にとって一番馴染み深い味になる」 「なるほど。確かに向こうの子とじゃ味覚に差があったな~。ムロマチ人はやっぱりご飯と味噌汁だけど、あっちはパンとスープでしたし」 「そうだね。私もあちらの食事をおいしいと思ったけれど、ご飯と味噌汁を食べたらわけもなくほっとしたね」 「わかります!本当、あっちはおいしいのがいっぱいあるんですけど、無性にご飯とお味噌汁食べたくなりますもの」 「相変わらず食べ歩きしているのかい?」 「はい!ノートリオンって、凄いんですよ、大陸と離れているからムロマチみたく独自の文化があるんですけどね、もう、食文化が発展していて、安い、早い、うまいの三拍子!港の屋台なんて数が多くて目移りする上にどこもおいしくて!」 「ははは、そうか、良かった」 「はい?」 「ちゃんと、食事をおいしくとれているようだね」 「………」 「お前がおいしそうに食べている姿を見ると安心するよ。初めて会ったときは本当に小さくてやせていたからね」 「………ふふ、父さんと母さんも同じこと言ってましたよ。私、小さいころは育ちが他の子より遅かったみたいだから、心配していたそうですね。でも、今じゃこのとおり!」 「うん、本当に良かった」 「先生の子供の頃って可愛かったんですってね」 「そうでもないよ」 「皆言ってましたよ?先生が子供の頃は子犬みたいで可愛かったって」 「………あまり嬉しい表現でもないよ………」 「でも、今でも可愛いなぁって思いますよ、私」 「………………」 「先生って童顔だから、もう40はいってるのにせいぜい30前後にしか見えませんし、物腰も穏やかだし、しっかりしてるけど、ちょっとどこか抜けてたりして」 「………………」 「初めて会ったときから全然変わってなくて、先生に会うと、ほっとするんですよ。日常は変化するものだけど、先生はずっとそのままで」 「──────」 「………先生」 「………なんだい」 「ずっと、元気でいてください、ね」 変化、変容。 変わることの楽しみ。 変わらざることの安堵。 そして、不安。 PR |
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